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クレジットカードの手数料上乗せは違法? カード会社の公式回答と、上乗せされたときの通報の手順

お金書いた人: パングラム運営者(美容室3店と脱毛サロン1店を経営・個人開発) 公開

※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています。記事の前半と後半に決済サービスの広告リンクがあります。 この記事は公式ページに書かれている内容を日付つきで整理したもので、法的な助言ではありません。個別のトラブルの判断は、カード会社・消費生活センター・弁護士にご相談ください。 引用した記載はすべて2026年9月18日に各公式サイトで確認したものです。表記は改定されることがあるため、実際の手続き前に最新のページでご確認ください。

「カード払いだと、手数料が3%かかります」

会計のときにこう言われた経験は、そう珍しいものではないと思います。

検索すると、「違法」という言葉が並びます。

でも、カード会社の公式ページを実際に開いてみると、今回たどった範囲では「法律違反」と書いた記載は見つかりませんでした。

書かれているのは、店とカード会社が結んでいる契約の話です。

結論から言うと、上乗せの禁止を明記しているのはJCBとライフカードの2社。

どちらも根拠に挙げているのは、法律ではなく加盟店契約でした。

だから、言う相手は役所ではなくまずカード会社です。

30秒でわかる結論
JCBとライフカードが挙げる禁止の根拠は「加盟店契約」。法律の条文を根拠として挙げた記載は、今回たどった範囲では見つかりませんでした。
言う相手は、まずカード裏面の発行会社。三井住友カードは、伝える情報としてご利用日・金額・加盟店名(利用店)・電話番号の4つを挙げています。
返金を約束した記載は見当たりません。公式に書いてあるのは、JCBの是正指導、三井住友カードの調査まで。公的な窓口は消費者ホットライン188です。

この記事では、JCB・三井住友カード・ライフカードの公式ページに何と書いてあるかを、引用して並べます。

そのうえで、上乗せされたときにどこへ言えばいいのかを整理します。

あわせて、国民生活センターの旧FAQが2026年9月時点で開けなくなっていることも、実際にURLをたどって確かめました。

私は実店舗を4つ運営していて、2020年からカード決済を受けています。

手数料を払う側でもあるので、後半では「なぜ店は上乗せしたくなるのか」も数字で書きます。

PR:店側で手数料の条件を見直したい方向けに、Airペイの公式ページへの広告リンクを置いておきます。

店側の方へ:Airペイの手数料を公式で見る
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目次
  1. 1先に結論:上乗せは違法? JCBとライフカードが根拠に挙げるのは「加盟店契約」
  2. 2カード会社は何をしてくれる? 返金までしてもらえる?
  3. 3上乗せされたら、どこに通報する? 4つの手順
  4. 4海外の店で上乗せされたら? 扱いが違う場合がある
  5. 5店はなぜ上乗せしたくなる? 手数料を払う側の数字
  6. 6手数料を下げたい店は? 上乗せより条件の見直し
  7. 7よくある質問
  8. 8まとめ

先に結論:上乗せは違法? JCBとライフカードが根拠に挙げるのは「加盟店契約」

「違法かどうか」を調べるなら、まずカードを出している会社が何と説明しているかを見るのが早いです。

3社・4ページの記載を、そのまま並べます。

会社公式ページの記載ページの更新日
JCB(よくあるご質問 No.391)「JCBでは加盟店との契約で、手数料の上乗せ行為を禁止しています。そのような行為を確認した場合は、加盟店に対し事実確認のうえ、是正指導をいたします」2025年9月16日更新
ライフカード(よくあるご質問)「お店(加盟店)が消費者にクレジットカード手数料を負担させることは、クレジットカード会社との加盟店契約の規約によって禁止されていることがあります」記載なし
JCB(解説ページ)「決済手数料を顧客に負担させることは、カード会社との加盟店契約の規約によって原則禁止されていることがあるため、利用代金に手数料が上乗せされることは基本的にありません」2026年3月31日更新
三井住友カード(よくあるご質問 質問ID623)「ご利用先に直接ご相談いただくか、当社にて調査させていただきますので(以下略)」2024年5月9日更新

読み比べると、会社によって書いていることが違います。

「違法」と「規約違反」は何が違う?

言葉として整理すると、こうなります。

違法規約違反
意味法律に反すること店とカード会社の契約に反すること
今回たどった公式ページ根拠として挙げた記載は見つからなかったJCBとライフカードが根拠に挙げている

今回たどった公式ページが根拠として挙げているのは、後者でした。

だから最初に言う相手は、役所ではなくカード会社になります。

ライフカードの「禁止されていることがあります」という言い回しのとおり、規約の内容はカード会社やブランドによって差があります。

すべての決済で一律に同じ扱い、とまでは公式ページからは読み取れません。

カード会社は何をしてくれる? 返金までしてもらえる?

「言えば何かしてくれるのか」という点も、公式の書き方に差があります。

会社公式に書いてあること払った分が戻るか
JCB「事実確認のうえ、是正指導をいたします」。店に対して動くことを明記記載を見つけられなかった
三井住友カード「当社にて調査させていただきますので」。連絡時に伝える情報を4つ挙げている記載を見つけられなかった

払った分が戻るかについては、確認した各ページに記載を見つけられませんでした。

「是正指導」と「返金」は、別の話として書かれています。

ここは、期待値を合わせておいたほうがいい部分です。

公式に書いてあるのは、「店を指導する」「調査する」までです。

返金を約束した記載は見当たりません。

上乗せされたら、どこに通報する? 4つの手順

公式ページに書かれている内容を、順番に並べ直すとこうなります。

① 記録を残すレシート、会計時の表示、明細② カード裏面の発行会社に連絡する決済ブランドではなく、自分のカードを出している会社③ 伝える情報をそろえるご利用日・金額・加盟店名(利用店)・電話番号④ 公的な窓口にも相談したいなら消費者ホットライン188
JCB・三井住友カードの公式ページの案内と、公的な相談窓口の案内を順番に並べ直したもの(2026年9月18日確認)。

記録は、あとから金額を照らし合わせられる形にしておきます。

連絡先は、カードの裏面に書かれている発行会社です。

JCBの解説ページも、「カード裏面に記載されているカード発行会社に確認してみましょう」と案内しています。

決済ブランドではなく、自分のカードを出している会社です。

伝える情報は、三井住友カードが挙げているご利用日・金額・加盟店名(利用店)・電話番号の4つ。

順番としては、まずカード会社、そのうえで公的な窓口という並びになります。

海外の店で上乗せされたら? 扱いが違う場合がある

JCBのよくあるご質問には、国内の説明のあとに注記があります。

旅行先や海外のネットショップで上乗せされた場合、国内と同じ扱いにならないことがある、という意味です。

店はなぜ上乗せしたくなる? 手数料を払う側の数字

ここからは、手数料を払う側の話です。

店はカードで売れるたびに、決済会社へ手数料を払っています。

金額は売上に比例するので、売れるほど増えます。

具体的な率として、私が使っているAirペイの公式ページを2026年9月18日に見ました。

クレジットカードと電子マネー(楽天Edyを除く)の決済手数料は、3.24%・非課税と表示されています。

公式の表示は、決済手段ごとに税の扱いが分かれています。

決済手段Airペイ公式の表示
クレジットカード・電子マネー(楽天Edyを除く)3.24%・非課税
楽天Edy税抜2.95%(税込3.24%)
交通系電子マネー税込3.24%
COIN+以外のQRコード決済税込3.24%
COIN+税込1.08%

※区分は公式ページの書き方どおりです。交通系電子マネーは、公式では別の行で「税込3.24%」と表示されています。

Airペイ公式ページの2026年9月18日時点の表示。

この3.24%で、客に3%上乗せしたときを計算するとこうなります。

会計の金額店が払う手数料(3.24%の場合)客に3%上乗せしたときの差
3,000円97円90円を受け取っても7円足りない
10,000円324円300円を受け取っても24円足りない
30,000円972円900円を受け取っても72円足りない

Airペイ公式ページの2026年9月18日時点の表示から計算した例です。決済会社や契約によって率は異なります。1円未満は切り捨てて表示しています。

1万円の会計で並べると、こうなります。

店が払う手数料(3.24%の場合)324円客に3%上乗せして受け取る額300円
Airペイ公式ページの2026年9月18日時点の表示(3.24%)から計算。決済会社や契約によって率は異なります。

数字にすると分かるのは、「3%もらえば足りる」わけでもないということです。

よく聞く3%という数字は、実際の手数料率より低いことがあります。

規約に反する上に、計算としても埋まりきらない。

店側にとって、上乗せは割に合いにくい手だと思います。

手数料を下げたい店は? 上乗せより条件の見直し

手数料そのものを下げたいなら、上乗せではなく決済サービスの条件を見直す方が筋が通ります。

率だけでなく、初期費用・月額費用・振込手数料・入金の回数まで含めて比べると、手元に残る額は変わります。

私が使っているAirペイの条件は、Airペイの手数料と入金サイクルを公式の数字で整理した記事に書いています。

PR:以下は公式の申込ページへの広告リンクです。

2026年9月18日時点の公式ページでは、初期費用・月額費用・振込手数料が0円(ゆうちょ銀行は振込口座に指定できません)と案内されています。

カードリーダーは無償貸与、審査は通常3日程度でAirペイ タッチは最短15分とも案内されています。

条件は改定されることがあるので、申込画面で最新の表示をご確認ください。

Airペイの公式ページを見る
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よくある質問

Q. クレジットカードの手数料を店が客に上乗せするのは違法ですか?

A. カード会社の公式ページを2026年9月18日に確認したかぎり、上乗せの禁止を明記しているのはJCBとライフカードの2社で、根拠として挙げているのはどちらも加盟店契約でした。

JCBのよくあるご質問には「JCBでは加盟店との契約で、手数料の上乗せ行為を禁止しています」、ライフカードのよくあるご質問には「加盟店契約の規約によって禁止されていることがあります」と書かれています。

法律の条文を根拠として挙げた記載は、今回たどった範囲では見つかりませんでした。

個別のケースが他の法律に触れるかどうかは事情によるため、弁護士や消費生活センターにご相談ください。

Q. 上乗せされたとき、カード会社は何をしてくれますか?

A. JCBのよくあるご質問には「そのような行為を確認した場合は、加盟店に対し事実確認のうえ、是正指導をいたします」と書かれています。

三井住友カードのよくあるご質問(質問ID623)は「ご利用先に直接ご相談いただくか、当社にて調査させていただきますので」として、連絡時に伝える情報にご利用日・金額・加盟店名(利用店)・電話番号を挙げています。

返金されるかどうかについては、確認した各ページに記載を見つけられませんでした(2026年9月18日時点)。

Q. 国民生活センターのページを開いても内容が出てきません。

A. 国民生活センターの「消費者トラブル解説集」は2026年9月7日をもって終了したと公式サイトに掲示されています。

また旧FAQ(faq.kokusen.go.jp)の個別ページのURLは、2026年9月18日に開いたところ消費者庁の「消費者トラブル解決ナビ」(consumer.go.jp)のトップページに転送され、個別の回答は開けませんでした。

公的な相談窓口としては、消費者ホットライン188が案内されています。

Q. 海外の店で手数料を上乗せされたのですが、これも規約違反ですか?

A. JCBのよくあるご質問には「海外加盟店については、お客様へのご請求時に加盟店が手数料(サーチャージ)を加算することを国または地域が認めている場合があります」「国や地域によっては加盟店への是正指導を禁止している場合もあります」と注記されています。

国内と同じ扱いにはならない場合がある、ということです。

まとめ

あなたはどれ?

お金の出入りの話は、税金をクレジットカードで払うと得か損かと請求書カード払い3社の手数料を年利に直して比べたでも書いています。

払う側と受け取る側、両方の手数料を並べると、同じ1万円でも手元に残る額が違うのが見えます。

出典: JCB「よくあるご質問」No.391(2025年9月16日更新)、JCB「クレジットカードの手数料とは?利用者が負担する費用を解説」(2026年3月31日更新)、三井住友カード「よくあるご質問」質問ID623(2024年5月9日更新)、ライフカード「よくあるご質問」、国民生活センター「消費者トラブル解説集」終了のお知らせ、消費者庁「消費者トラブル解決ナビ」、経済産業省の割賦販売法に関する公開資料、Airペイ公式サイト(決済手数料・初期費用・振込手数料・カードリーダー・審査日数)。いずれも2026年9月18日に各公式サイトで直接確認。店舗数・導入年・決済サービスは筆者の契約の事実。手数料の計算例は公式表示の料率から筆者が計算したもの。