Filmoraが「サービス終了」!? 終わるのは“あのFilmora”じゃありません
時事・ツール / 2026-07-18 公開 更新

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先日、こんな件名のメールが届いて、思わず手が止まりました。
「Filmora.io サービス終了のお知らせ」
Filmora(フィモーラ)といえば、動画編集ソフトの定番。それが「サービス終了」って、どういうこと——と一瞬あせった人も多いと思います。僕もそうでした。
結論から言うと、あわてなくて大丈夫です。 ただし「何が終わって、何が続くのか」を勘違いしたままだと、必要のない乗り換えで消耗したり、逆にやるべきバックアップを忘れたりします。5分で整理します。
目次
先に結論:終わるのは「Filmora.io」だけ。いつものFilmoraは続きます
ポイントはここだけです。
- 終わるもの:Filmora.io(フィモーラ・アイオー)=ブラウザ上で使うオンライン版・無料の動画編集サービス。2026年8月15日(ニューヨーク時間)で全サービスを終了しました(すでに終了済みです)。
- 終わらないもの:Filmora=パソコンにインストールして使う、いつもの動画編集ソフト(有料)。こちらはこれまで通り継続。最新版のFilmora15も現役です。
名前がそっくりなので混同しがちですが、別物です。終了メールの本文にも、はっきりこう書かれていました。
「この手続きは、他のWondershare製品には影響しません」
「Filmora.ioには有料サブスクリプションがないため、(返金は)適用対象外です」
つまり終わるのは「無料のオンライン版」だけ。買い切りや年間プランでデスクトップ版のFilmoraを使っている人は、何も変わりません。
なぜこんなに勘違いされるのか
理由はシンプルで、名前がほぼ同じだからです。
- Filmora(本体・デスクトップ・有料)
- Filmora.io(オンライン・ブラウザ・無料)
違いは「.io」が付くかどうかだけ。差出人も「Wondershare Filmora」名義で届くので、パッと見では「Filmoraが終わるのか!」と読んでしまいます。でも落ち着いて中身を読むと、対象はFilmora.io(無料オンライン版)に限定されています。
Filmora.ioを使っていた人が、終了後の今できること
もしあなたが「ブラウザでログインして、無料で動画を編集していた」なら、それがFilmora.ioです。
- データについて。終了にあたってアカウントのデータは削除されると案内されていました。期日(2026年8月15日)を過ぎた今、過去データの取り出しは基本的に期待できません。手元に書き出し済みの動画が残っていないか、パソコンやスマホのダウンロードフォルダを確認してみてください。
- 次に使う編集ツールを決める。無料オンラインだったので、返金などの手続きはありません。ここからは乗り換え先選びが本題です。
乗り換え先の選び方(正直に全部並べます)
「無料でブラウザで手軽に」だった人に、いきなり高機能な有料ソフトを勧めるのはミスマッチです。まずは用途で選びましょう。
| ソフト | 料金の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| CapCut | 無料〜 | スマホ中心・ショート動画 |
| Clipchamp | 無料〜 | WindowsでサクッとPC編集 |
| DaVinci Resolve | 無料(有料版あり) | コスト重視でも本格機能 |
| GOM Mix | 無料版あり・有料は買い切り型 | サブスクを増やしたくない・シンプル操作 |
| Filmora(本体) | 年6,980円〜/買い切り約1.2万円 | 使いやすさ重視・初〜中級 |
| Premiere Pro | 月3,280円〜(無料体験あり) | 業界標準。本気でやっていきたい |
「とりあえず無料で、今まで通り手軽に」なら、CapCutやDaVinci Resolveで十分。ここは無理に有料へ行く必要はありません。
「もうサブスクを増やしたくない」なら、買い切りという手
今回の件で「サブスクは増やしたくない」と感じた人も多いはず。 それなら月額の積み上がりがない「買い切り型」に寄せるのも一つの考え方です。代表的なのはこの2つ。
GOM Mixは、動画プレイヤーのGOMシリーズで知られるGOM & Companyの編集ソフト(Windows向け・Macは非対応)。 初心者向けのシンプルな操作で、無料版から試せます(書き出しなどに制限あり)。有料版は買い切り型で月額はかかりません(AI字幕などの一部機能は別売りのクレジット制)。
VideoProc(現行名: VideoProc Converter AI)は編集に加えて、動画変換・画面録画・DVD取り込みまで1本でこなす多機能型。 「編集そのものより、変換や録画もまとめて済ませたい」人に向いています。こちらも買い切り(永久ライセンス)の選択肢があります。
価格や機能の最新情報は各公式サイトで確認してください。買い切りとサブスクのどちらが得かの考え方は、 別記事「Filmora買い切りで10万円節約の落とし穴」で詳しく整理しています。
これを機に、いっそPremiere Proへ乗り換えるのもアリ
一方で、こう思っている人もいると思います。
「どうせ乗り換えるなら、この機会に“ちゃんとしたやつ”を覚えたい」
その場合の本命が Adobe Premiere Pro。テレビCM、YouTube、企業のPR動画、映画の予告編まで、プロの現場でいちばん広く使われている業界標準です。ここに慣れておくと、副業で動画編集を受けるにしても、自分の発信を伸ばすにしても、つぶしが効きます。
正直、Filmoraなどの入門ソフトに比べると最初のとっつきにくさはあります。ただ、いまは料金プランも下がっていて、単体プランは月3,280円〜(年間プランの月払い)。しかも無料体験から始められるので、「触ってみて、合わなければやめる」ができます。無料オンライン版が終わるこのタイミングは、腰を据えて一本に絞るのにちょうどいい区切りかもしれません。
まずは無料体験(申し込みはAdobe公式サイトから)で、自分に合うか確かめてみるのがおすすめです。独学でつまずきやすい人向けに、Premiere Proを体系的に学べるオンラインスクールもあります。
まとめ
- 終わるのは Filmora.io(無料オンライン版)。2026年8月15日まで。
- いつもの Filmora(デスクトップ版・有料)は継続。混同しないように。
- Filmora.ioは2026年8月15日で終了済み。過去データの取り出しは基本的に期待できないので、手元の書き出し済みファイルを確認
- 乗り換えは用途で。手軽さ重視ならCapCut/DaVinci、サブスクを避けたいなら買い切り型のGOM Mix(Windows)/VideoProc、本気ならPremiere Pro(無料体験あり)。
名前で慌てず、自分の使い方に合った1本を選べば大丈夫。せっかくの区切り、気持ちよく乗り換えていきましょう。