買い切りとサブスク、何年使えば元が取れる? Filmora・Premiereなど5本の損益分岐を計算【2026年10月】
お金・ツール書いた人: パングラム運営者(美容室3店と脱毛サロン1店を経営・個人開発) 公開 更新
※本記事はアフィリエイト広告(A8.net)を含みます。 価格は2026年10月2日に各公式サイトで確認した表示価格です(税込の表記があるものは税込)。キャンペーンやプランで変わるので、最終判断は必ず公式で最新価格を確認してください。

「買い切りとサブスク、どっちが得なの?」
動画編集ソフトを選ぶとき、多くの人がまず気にするのがここだと思います。
なんとなく「一回払って終わりの買い切りのほうが安い」というイメージがありますよね。
実際は、何年使うかと、新しいバージョンに上げたいかで答えが変わります。
結論から言うと、同じバージョンを2年以上使うなら、たいてい買い切りが安くなります。毎年新しい版やAI機能を追いたい人は、サブスクのほうが素直です。
この記事は、ソフトの紹介ではなく「何年で元が取れるか」の計算に絞ります。ソフトごとの価格・対応OS・無料版の制限は、買い切りの動画編集ソフト8本比較にまとめています。
FilmoraとVideoProcは2年目、Final Cut Proは3年目から、買い切りのほうが安くなる(2026年10月2日の公式価格で計算)。
ただし買い切りは、たいてい買ったバージョンに固定。大型版が出るたびに買い直すなら、サブスクのほうが安く済むことがある。Premiere Proはサブスクのみ。
目次
何年使えば、買い切りのほうが安くなる?
計算はかんたんです。
買い切りの値段 ÷ サブスクの1年分で、元が取れるまでの年数が出ます。
2026年10月2日に、各公式サイトで両方の価格が出ていたソフトで計算すると、こうなりました。
| ソフト | サブスク(1年分) | 買い切り | 買い切りが安くなるのは |
|---|---|---|---|
| Filmora(個人向け) | 6,980円(ベーシック年間・通常7,980円) | 8,980円(永続・通常9,980円) | 2年目から |
| VideoProc Converter AI | 5,280円(2年目以降は5,480円) | 7,880円(永久・通常10,880円) | 2年目から |
| PowerDirector | 6,700円(365・確認日のセール価格、通常9,280円) | 16,980円(2027 Ultimate) | セール価格なら3年目、通常価格なら2年目から |
| Final Cut Pro | 17,800円(Apple Creator Studio) | 50,000円 | 3年目から |
| Premiere Pro | 39,360円(月3,280円×12か月) | なし(サブスクのみ) | ― |
Filmora・VideoProc・Final Cut Pro・Premiere Proは税込の表示、PowerDirectorは税込/税抜の表記なしです。
Apple Creator StudioにはLogic Proなどほかのアプリも含まれます。Premiere Proは、公式の料金ページでは「Premiere」の単体プラン(年間プランの月々払い)として載っています。
年間プランは1年分を先に払うので、2年目の更新を払った時点で、支払い総額が買い切りを上回ります。
Filmoraで、使った年数ごとの支払い総額を並べるとこうです。
自分の場合を計算するなら、この順番で考えると迷いません。
買い切りなら、ずっとタダで使える?
そうとは限りません。ここが、損益分岐の計算をいちばん狂わせます。
買い切りでも、アップデートの扱いは製品ごとに違います。10月2日に公式で確認した内容は、こうでした。
| 買い切り | アップデートの扱い(公式の表示) |
|---|---|
| Filmora 永続ライセンス | 買ったバージョンのみ。小さな更新は無料で、15から16のような大型版を使うには新しい永続ライセンスが必要 |
| VideoProc Converter AI 永久ライセンス | 購入ページに「生涯までの無料更新」と表示 |
| Final Cut Pro 買い切り版 | すでに持っている人には引き続きアップデートが行われる。ただし一部のプレミアムコンテンツはサブスクの登録者だけ |
| PowerDirector 2027 | 定期的なアップデート、購入後の新しいコンテンツや生成AI用クレジットの付与はサブスク限定(買い切り版は最初に500クレジット・1年間有効) |
| Premiere Elements 2027 | そもそも3年間のライセンスで、引き換え後3年で期限切れ(買い切りではない) |
もう1つ、古いバージョンは、OSのアップデートで動かなくなることがあります。
つまり「一度買えば一生タダ」ではなく、「そのバージョンが動く限りタダ」と考えるほうが実態に近いです。
毎年新しい版に上げたいなら、どっちが得?
この場合は、答えが逆になります。
Filmoraで大型版が出るたびに永続ライセンスを買い直すと、1回8,980円です(今の価格のままなら)。
年間プランは6,980円なので、「毎回最新版」が前提なら、年間プランのほうが安く済みます。
新しいAI機能を使いたい人も同じです。PowerDirectorのように、買い切り版は最初に付くクレジットだけで、毎月の生成AI用クレジットはサブスク側だけ、というソフトもあります。
逆に、今のバージョンで作りたい動画が作れるなら、買い直す理由はありません。そういう人ほど、買い切りが得になります。
副業や仕事で使うなら、計算はどう変わる?
まず、必要なライセンスの種類が変わることがあります。
Filmoraは、公式の比較表で個人向けプランが「商用利用可」の対象外でした。仕事で使うなら、法人・商用向けが前提です。
| Filmora 法人・商用向け | 価格(税込・10月2日) |
|---|---|
| 月間プラン | 3,480円/月 |
| 年間プラン | 11,900円/年 |
| 永続ライセンス | 17,900円 |
この場合も、年間11,900円と永続17,900円なので、2年目で永続のほうが安くなります。
Premiere Proと3年で比べると、Premiere Proが118,080円(月3,280円×36か月)、Filmoraの商用の永続が17,900円で、差は約10万円です。
ただ、仕事では金額以外の事情もあります。
Premiere Proは業界で広く使われていて、取引先からPremiereのプロジェクトファイルでのやりとりを求められることもあります。
Premiere Proは、公式のよくある質問のとおり買い切りがなく、サブスクのみです。7日間の無料体験で、続けられるかを確かめてから決めるのが無難です。
結局、どっちを選べばいい?
ここまでを、使い方ごとに並べ直します。
| こんな使い方なら | 向いているのは | 理由 |
|---|---|---|
| 同じソフトを、今のバージョンのまま2年以上使う | 買い切り | FilmoraやVideoProcなら、2年目から安くなる |
| 1年以内で終わる・続くか分からない | サブスクか無料版 | 上の表の4本は、どれも1年目はサブスクのほうが安い |
| 毎年、新しい版やAI機能を使いたい | サブスク | 大型版を買い直すより安く、新機能も追える |
| 仕事で使う・取引先とデータをやりとりする | 商用ライセンスか、Premiere Proなどのサブスク | 個人向けの買い切りは、商用利用の対象外のことがある |
買い直しを避けたいなら、アップデート込みの買い切り
買い切りの弱点は、大型版の買い直しでした。
それを避けたいなら、買い切りでもアップデートが続くタイプを選ぶ手があります。
たとえばVideoProc Converter AI(Windows / Mac)は、公式の購入ページで永久ライセンスに「生涯までの無料更新」と書かれています。
年間プラン5,280円に対して永久ライセンス7,880円(どちらも税込・10月2日)なので、計算上は2年目で元が取れます。
ただし台数が違い、年間プランは3台まで、永久ライセンスは1台です。
中身は、動画の変換・画面録画・DVD取り込みまでこなす多機能型です。凝った編集が中心なら、比較記事でほかの候補と比べてから決めてください。
GOM Mix・Filmora・Final Cut Proなど、ほかの買い切りソフトの価格と違いは「買い切りの動画編集ソフト8本比較」で整理しています。
まとめ
- 元が取れる年数は「買い切りの値段÷サブスクの1年分」で出る
- 10月2日の公式価格では、FilmoraとVideoProcは2年目、Final Cut Proは3年目から買い切りが安くなる
- ただし買い切りは、たいてい買ったバージョンに固定。毎回最新版にするなら、サブスクのほうが安いことがある
- 仕事で使うなら、商用の条件で計算し直す(Filmoraは個人向けが商用利用の対象外)
金額の大小だけで決めず、「何年、どのバージョンで使うか」から逆算すると、後悔しにくいです。
あなたはどれ?
- 今のバージョンのまま2年以上使う → 買い切り
- 続くか分からない・毎年最新版にしたい → サブスク(まず無料版や無料体験で試す)
- 買い切りでも更新を受け続けたい → アップデート込みの買い切り(VideoProcなど)
出典と確認日
- 価格:2026年10月2日に各公式サイト(Wondershare Filmora/Digiarty(VideoProc)/CyberLink/Apple/Adobe)で当サイトが確認した表示価格。セールや更新時の価格で結果は変わるため、最終判断は必ず公式で最新価格を確認してください。
- アップデートの扱い・商用利用・買い切りの有無:各社の公式購入ページと、よくある質問(2026年10月2日に確認)。