クリスタの左手デバイス、TABMATEで起きる2つの買い間違い。iPadで使えるのは「2」だけという話
イラスト制作 公開
※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・もしもアフィリエイト)を含みます。内容は2026年9月1日時点のセルシス公式サイトとAmazonの記載に基づきます。価格や対応環境は変わることがあるため、最終判断は必ず公式サイトと商品ページの最新情報で確認してください。
クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)で絵を描いていると、いつか気になり始めるのが左手デバイスです。 アンドゥ、ブラシサイズ、拡大縮小。左手のボタンに割り当てれば、ショートカットを覚えなくても手が止まらなくなります。
クリスタ用として真っ先に名前が挙がるのが、セルシス公式のCLIP STUDIO TABMATE(タブメイト)です。 ただ、いま買おうとすると「TABMATE」と「TABMATE 2」の2つが並んで売られていて、 値段は倍以上違います。そして安い方を選ぶと使えない、という組み合わせが実際にあります。
この記事では、セルシス公式の動作環境ページを2つ見比べて分かった「買い間違いが起きる2つのポイント」を先に書きます。
目次
結論の早見表:あなたはどれを買えばいいか
先に答えです。自分の環境に当てはまる行だけ見てください。
- iPad・iPhoneでクリスタを使っている → TABMATE 2一択。旧TABMATEはiPad・iPhoneでは使えません(TABMATE 2の対応はiPadOS 16・17/iOS 16・17。古いOSは対象外です)
- Windows・mac・Androidで、クリスタがVer.3.0以降 → TABMATE 2が使えます。旧TABMATEも動きます
- Windows・macで、買い切りのVer.1.x(EX/PRO)のまま → TABMATE 2は動きません(Ver.3.0以降が必要)。旧TABMATEならVer.1.10.0以降で使えます
- クリスタ以外のソフト(Photoshopなど)でも使いたい → TABMATE系の対応ソフトはクリスタのみです。他ソフト対応をうたう汎用型を各公式で確認してください
買い間違いその1:旧TABMATEはiPad・iPhoneで使えない
セルシス公式の製品ページには、旧TABMATEについて「iPad、iPhoneでは使用できません」とはっきり書かれています。 対応OSはWindows・macOS・Androidの3つだけです。
一方のTABMATE 2は、iPadOS 16・17/iOS 16・17/Android 11以降/Windows 10・11/macOS 12〜14に対応しています。 iPadでクリスタを描いている人が買っていいのは「2」だけ、ということです(お使いのOSが対応バージョンかも合わせて確認してください)。
ここで買い間違いが起きる理由は単純で、旧TABMATEの方が安いからです。 この記事を書いた時点のAmazonでは、旧TABMATEが税込5,000円台、TABMATE 2は税込12,800円。 倍以上の差があるので、検索結果で安い方に手が伸びます。 実際にAmazonで「TABMATE 2」を検索すると、検索結果には新旧の両方が同じ画面に並びます。 安い方を選ぶ前に、対応OSの一行を確認する必要があります。
買い間違いその2:TABMATE 2はクリスタVer.3.0以降が必要
もう1つの罠はソフト側です。公式の動作環境には、TABMATE 2の対応ソフトウェアは「CLIP STUDIO PAINT Ver.3.0 以降」と書かれています。
つまり、昔に買い切りで買ったVer.1.xのクリスタを使い続けている人は、TABMATE 2を買っても動きません。 この場合の選択肢は2つです。
- クリスタをVer.3系に上げてからTABMATE 2を買う(バージョンアップ費用がかかります。プランの整理はクリスタの買い切りと月額の記事と12ヶ月ライセンスの記事にまとめてあります)
- Ver.1.xのまま、旧TABMATEを選ぶ(対応は「Ver.1.10.0以降」なので動きます)
価格の事実:倍以上違うが、安い方が正解の人もいる
旧TABMATEは半額以下です。WindowsやmacでVer.1.xのクリスタを使い続けている人には、価格面で旧TABMATEを選ぶ理由が残っています。 通信方式は世代差があります(旧はBluetooth 3.0、TABMATE 2はBluetooth Low Energy 5.1)が、 公式サイトはどちらも「CLIP STUDIO PAINTのための片手入力デバイス」として同じ位置づけで説明しています。
逆に、iPadの人が旧TABMATEを選ぶと使えません。これからVer.3系で使っていく人が旧を選ぶ場合も、 iPad非対応とBluetooth世代の古さという2つの制約を引き受けることになります。数千円の差をどう見るかは、この条件を知ったうえで決めてください。
クリスタ以外でも使いたいなら、TABMATE系は外れる
見落とされがちですが、公式の動作環境でTABMATE・TABMATE 2の対応ソフトウェアはCLIP STUDIO PAINTだけです。他のソフトでの利用は公式の動作環境に含まれていません。 Photoshopなど複数ソフトで使いたい場合は、複数ソフト対応をうたう他社の汎用型(TourBoxシリーズなど)を、 各公式の対応ソフト一覧を確認したうえで検討することになります。
「クリスタしか使わない」と決まっている人向けの専用設計、というのがTABMATE系の立ち位置です。
細かいが知っておきたい事実
- TABMATE 2にもTABMATEにも「CLIP STUDIO PAINT DEBUT 1デバイス 12ヶ月ライセンス」が付属します。DEBUTは入門グレードで、PROやEXのライセンスが付いてくるわけではありません
- 電源はどちらも単3電池1本。充電式ではありません
- メーカー保証はどちらも6ヶ月
- Bluetoothが内蔵されていないPCでは、別途Bluetoothアダプターが必要です(公式に動作確認済みアダプターの一覧があります)
- 旧TABMATEでも、シンプルモードで使う場合はクリスタVer.3.0以降が必要と公式に書かれています(従来のスタジオモードはVer.1.10.0以降)
まとめ:iPadなら「2」、Ver.1買い切りなら旧、それ以外は予算で
- iPad・iPhoneの人はTABMATE 2一択。旧TABMATEは使えない
- TABMATE 2はクリスタVer.3.0以降が必要。Ver.1.xの買い切りのままなら旧TABMATEを選ぶか、先にバージョンの整理を
- TABMATE系の対応ソフトはクリスタのみ。他ソフトでも使いたい場合は汎用型を各公式の対応一覧で確認
- 迷ったら、手元のクリスタのバージョンとデバイスを確認してから。話はそれからです

CLIP STUDIO TABMATE 2(iPad/iPhone/Android/Windows/macOS対応)
- クリスタ専用の片手入力デバイス
- クリスタ Ver.3.0以降が必要
- DEBUT 12ヶ月ライセンス付属・単3電池1本
価格は変動します。対応OSとクリスタのバージョン条件は、購入前に商品ページとセルシス公式でご確認ください。 ※ リンクには広告(アフィリエイト)が含まれます